hpgrp GALLERY東京:EXIHIBITION
current and coming exhibition■

小池一馬「瞬き」
2010.1.22(Fri)-2010.2.19(Sun)


ペインティング、ドローイング、立体作品とジャンルを超えて精力的に作品を
発表している小池一馬の新作展「瞬き」をご案内申し上げます。
 水彩絵具とインクの滲みを紡いでイメージを創り出すドローイングシリーズが
印象的な小池ですが、近年は水彩絵具とメディウムで作ったペーストを、綿布に
ペンチングナイフで「描くというより、チクチクと載せる」手法で表現するペインティングを
制作しています。凹凸を持った画面は様々な方向からの光を反射し、海面のように
うごめき輝きます。紙の向こう側へイメージが浸透することで奥行きを表現していた
前シリーズとは反対に、イメージをこちら側へせり出す画面として構築することにより、
彫刻的とも言える力強さを獲得しています。「質感に対してのフェティシズム」を感じ
させる反復作業はある種の不自由さを招き、それはズレを招くことによって何か未知の
領域に触れようとする試みとも考えられます。
 本展は、物語の一場面を思わせる4点のペインティングと、求心的イメージの正方形
のペインティング4点をメインに構成されます。小池は物語全体ではなく、作品が切り
取られた一場面として存在することを意図していると言います。日々の生活で我々が
洪水のように浴び続ける様々なイメージの類いではなく、曖昧な記憶や過去をたぐり
寄せるきっかけとなり得るイメージを「一場面」として投げかけてきます。制作を未知なる
存在との交信手段と位置づける小池初のペインティングのみで構成される本展、
この機会に是非ご高覧下さい。

小池一馬オフィシャルホームページ

田中麻記子「Le pollen」
2010.3.5(Fri)-2010.3.28(Sun)
協力:Yumiko Chiba Associates


近年、作品の展開に注目が集まる田中麻記子の新作展「Le pollen」をご案内申し上
げます。
 昨年の個展では豊かな色彩と光に満ちた独特の世界観で「空気のtuning=調律」を
表現し、それまでの「モチーフの存在感」から「画面全体を捉える」ということに焦点
が移りました。本展のタイトル、Le pollen(ル・ポーレン)は、フランス語で「花粉」
を意味します。絵具と絵筆の動きで空気感を調律していた前シリーズの流動性から、
パステルを使い空気そのものの粒子を操るような拡散的プロセスに移行したことで、
田中はある種の自由を得たのではないでしょうか。画面全体に漂う開放感と、豊かな
物語をぜひこの機会にご高覧ください。
hpgrp GALLERY東京 ディレクター 戸塚憲太郎

 他の素材と違いパステルの色彩はふっと吹けば飛んでいってしまいます。
それを指を使って紙に入れ込んでいく作業は、同時に体の中にも色を摺りこんで
いくような感覚です。
制作中のパステルの粉は、カラフルな花粉のように空気中を舞っているので、
絵と空気がまた結びついたポイントを見ることが出来ます。
そしてそれらは、粒子、点の集合体ですので、パステルで制作することは、
客観視した点の世界を繊細に表す実験になります。
今回の展示では、森の精やおばけ、色彩の精霊や動物たちが登場します。
ー 田中麻記子

オープニングレセプション:2010年3月5日(金) 19:00~21:00


150-0001 3F H.P.DECO. 5-2-11 Jingumae Shibuya-Ku Tokyo Japan TEL: 03-3406-0032