current and coming exhibition■
田中麻記子「Le pollen」
2010.3.5(Fri)-2010.3.28(Sun)
協力:Yumiko Chiba Associates

近年、作品の展開に注目が集まる田中麻記子の新作展「Le pollen」をご案内申し上
げます。
昨年の個展では豊かな色彩と光に満ちた独特の世界観で「空気のtuning=調律」を
表現し、それまでの「モチーフの存在感」から「画面全体を捉える」ということに焦点
が移りました。本展のタイトル、Le pollen(ル・ポーレン)は、フランス語で「花粉」
を意味します。絵具と絵筆の動きで空気感を調律していた前シリーズの流動性から、
パステルを使い空気そのものの粒子を操るような拡散的プロセスに移行したことで、
田中はある種の自由を得たのではないでしょうか。画面全体に漂う開放感と、豊かな
物語をぜひこの機会にご高覧ください。
hpgrp GALLERY東京 ディレクター 戸塚憲太郎
他の素材と違いパステルの色彩はふっと吹けば飛んでいってしまいます。
それを指を使って紙に入れ込んでいく作業は、同時に体の中にも色を摺りこんで
いくような感覚です。
制作中のパステルの粉は、カラフルな花粉のように空気中を舞っているので、
絵と空気がまた結びついたポイントを見ることが出来ます。
そしてそれらは、粒子、点の集合体ですので、パステルで制作することは、
客観視した点の世界を繊細に表す実験になります。
今回の展示では、森の精やおばけ、色彩の精霊や動物たちが登場します。
ー 田中麻記子
オープニングレセプション:2010年3月5日(金) 19:00~21:00
グループ展 「無題 -絵画-/UNTITLED -Painting-」
参加作家:井上樹里、佐原和人、竹内義郎
2010.4.2(Fri)-2010.4.25(Sun)

200年にhpgrp GALLERY東京がスタートして三年が経とうとしています。
地球環境や経済状況の変化など、我々の生活の中でも様々な局面で既存の価値観を再
検証する機会の多かったこの三年、アートを取り巻く状況も大きく変わりつつありま
す。「現代アート」という言葉は相変わらず濫用され、作る側にも見る側にも「アー
トの簡易化、短絡化」が進んでいるようにも思えます。しかしアートを取り巻く状況
が変わっても、それは状況に過ぎず、やはりアートは私達への問いかけを続けていま
す。我々はそれを問いかけと認識し、それをどこまで展開出来るか、ということが今
日のアートを理解し楽しむには不可欠と考えます。
本展は、三名の画家によるグループ展です。絵であるという以外にカテゴライズは
不要であるため「無題 -絵画-」と名付けました。hpgrp GALLERY東京四年目のスター
トとなる本展、ぜひ高覧ください。
オープニングレセプション:2010年4月2日(金) 19:00~21:00
